軽自動車は高く売れるのか?

車査定のプロ視点でチェック!


軽自動車リセール時の価格

あくまで個人的な見解という事になるので悪しからず。

新車を取得した時の価格を基準に、軽自動車を売る時の価格をみた場合、小型車と比べて売却価格は高いと感じています。

そう思う理由としては、新車で購入した軽自動車を実際に車買取店へ売却した経験と、中古車販売店などが参加するオークション会場での取引データを日々チェックしている日課よりです。

※ここでの売却価格とは、ガリバーやアップル等の車買取店へ車を売った場合の価格。

それと小型車の場合、人気不人気車種やグレードによって取引価格が低い高いと分かれる傾向があるのに対して、軽自動車の場合は、廉価版グレードでも上級グレードでも価格の落ち幅に極端な差がない印象です。

ただし、明確なデータよりお伝えしているのではなく、あくまで個人的な感覚に基づいての見解ですので、その点はご理解の上、参照ください。

もちろん、その中でも人気車種であったり、人気の色やグレード、装備などによっても高い安いは変わってきます。

この辺は、軽自動車だから違うという部分ではなく、中古車市場においての需要とオークション等からの供給バランスによって変わってくる要素です。

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中古軽自動車の人気(需要)

新車の販売台数を見ても、軽自動車人気は紛れもない事実です。

販売台数ランキングを見ても常にトップ10に軽自動車がランクインしていることに加え、上位を軽自動車で占めていることも!

では、中古車として見た軽自動車の人気はどうでしょうか?

まず、日本自動車販売協会連合会で中古車販売台数(普通車と小型車)をチェック!

次に、全国軽自動車協会連合会で、中古軽自動車の販売台数をチェック!

販売台数の割合は、軽自動車が年間約300万台、普通車と小型車を合わせた数が約350万台で、シェアは5割です。

ただし、軽自動車のバンや貨物を除いた乗用車だけに限ると、約220万台ですので、6対4くらいです。

それでも軽自動車が占める割合はかなり大きいと判断することができ、中古でも軽は売れているという事実が分かります。

このデータをみると何となく新車取得時価格から見て、軽自動車を手放す時の価格が悪くないということの一端が分かった様な気がします。

軽自動車は、中古車としての需要も高い!

といえそうです。


マーチとワゴンRで比較

ヴィッツやフィットと比べると人気が薄そうな日産マーチの現行モデルとワゴンRの先代モデルの中古車オークションでの取引価格を比べてみたいと思います。

日産マーチは、2010年7月(平成22年)にフルモデルチェンジをされているので、そろそろ丸5年を迎え、ユーザー的には二回目の車検がそろそろやってくる時期です。

走行距離を年間8千キロ(4万キロ走行)と仮定して、現在の取引価格をチェックしてみます。

グレードX(型式:DBA-K13)だと新車時の車両価格は、約130万円。

そして現時点での取引価格を私なりに判断すると45万円前後です。

対してワゴンRはというと、車両価格が近いと思われるFX-LTD(DBA-MH34S)で、平成22年の走行距離4万キロくらいを見てみると、60万円前後での取引となっています。

なんとなく予想はしていましたが、車を売却する時のことを考えると、やはり軽自動車の方が有利そうです。

ちなみにヴィッツの1.0Fだと50万円を切るくらいですかね。

注意!

ここで紹介しているデータは、実際の取引データを参照していますが、車両の状態や参加者など様々な条件によって取引価格は変わります。

また、比較対象としている車種、グレードの選択は、思いつきですので、悪しからず。

それと査定を受けた時の買取価格ではないので、勘違いしないように気を付けてください!

取引価格から10万、15万といった買い取り店の利益を差し引いた金額が実際の査定額です。

もし愛車の売却を検討されているなら、買取店の利益を1万、2万のように減らすことが、高値で売るための最善策です。

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