新型デイズルークス(初代)

注目の新型軽!DAYZROOの概要や第一印象など。

デイズルークス(DAYZROOX)初代B21A型

日産自動車と三菱自動車で共同開発した、新型の軽自動車であるニッサン版のデイズルークスが、2014年(平成26年)2月13日に発売されました。

この「デイズルークス」は、このカテゴリー(スーパーハイトワゴン)の中では、今のところ最後発モデルです。

ライバルのスーパーハイトワゴン系の車種と比較した場合、ことデザイン面においては、満を持して登場しただけあり魅力的なスタイルを有していると思いました。

日産デイズ ルークス X/日産ニュースリリースより

ダイハツ・タントやホンダN-BOXなどがプレーンなボディラインを特徴としているのに対し、このデイズルークスはかなり抑揚のあるボディラインを持ち味にしています。

ボディ後半部で跳ね上がったウエストラインは個性的ですし、ボディ側面の独特なプレスラインは、立体的なイメージを与える事に成功しています。


軽自動車は、全幅が1,480mm未満に制限されている為、どうしてもボディ側面が平板になり貧相に見えがちなのですが、デイズルークスのデザイナーはボディサイズという制約がある中でも良い仕事をしていると思いました。

この躍動感の感じられるボディラインは、兄弟車種といってよい「デイズ」とも一脈通じるものがあります。

さすがにカッコ良さという点では、車高がある分、先に発売されたデイズには及ばないものの、このカテゴリーの車の中では断然スタイリッシュと言えるでしょう。

日産デイズ ルークス ハイウェイスターX Gパッケージ/ニッサンのニュースリリースより

また、このアグレッシブなデザインには、ベーシックモデルよりも、むしろ「ハイウェイスター」の迫力のあるマスクの方が良くマッチします。

さらに「ライダー」ではどうかというとライダーのフロントマスクは少しオーバーデコレーション気味に感じられるので、個人的には購入するならハイウェイスターを選ぶと思います。

一方、インテリアに目を向けると、ダッシュボードのデザインが意外とオーソドックスである事に気付きます。

ライバルとの差別化を意識したエクステリアに対し、少し大人し過ぎるというか、個性がないような印象です。

しかし、端正で機能的に感じられますし、妙にファンシー路線に振ったような部分もないので、これはこれで好き嫌いは分かれると思いますが、非日常をあじあう性格のモデルではないので、好ましいものと言えます。

装備面での注目と言えば、駐車をサポートする「アラウンドビューモニター」です。

車を上から俯瞰した映像をバックミラーやナビ画面に映し出すもので、狭い駐車スペースに停める時などは、大きな助けになってくれそうです。

又、ロールサンシェードやリヤシーリングファンなど、後席の快適性を高める為の独自の装備は、グラスエリアの大きいスーパーハイトワゴンには有益なものに違いありません。

一方、安全装備の面では、追突防止システムをオプションでも選ぶ事が出来ず、この面においてはライバルの後塵を浴びています。

価格的な問題もあるのでしょうが、セレナに導入されたエマージェンシーブレーキ等のシステムを載せてきたら、アラウンドビューに加えて、デイズルークスはライバルを圧倒するモデルになると思うのですが…。

最低でもライバルと同性能の自動ブレーキシステムは、これからでも遅くはないので、早急に装備するべきでしょう。

動力性能の面では、車両重量が900kgを超えるので、NAエンジンでは4人乗って高速道路や山坂道を考えると力不足が懸念されます。

他社のNAエンジンと比べても、49馬力の出力は非力で数値だけ見ても見劣りします。

この車には、やはりターボエンジンが必須かと思います。

もちろん使い方や次第だったり、実際に試乗した訳ではないところは悪しからず。

あとは価格的にハイウェイスターのターボモデルともなると、車両本体価格だけで170万円(FF)を超えてきます!

新車購入予算を200万円とした場合、小型のハイブリッド車も視野に入ってくるので、タントやスペーシア、NBOX、eKスペースなどのライバル達も含めて、車種やグレード選びで悩まれる方も多いのではないかと…。


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