中古車を個人売買での苦い思い出

知人の車が気に入って、売ってもらったのは良いが…。

個人売買をオススメしない理由

私が車の個人売買を経験して体験した実話です。

私は今から10年ほど前に車の個人売買を行った事がありました。

個人売買を行った相手は当時私が足繁く通っていた地元のパチンコ店に来ていたパチンコ客の常連仲間でした。

当時、私はそのパチンコ仲間(以下、彼)と一緒にパチンコやパチスロをその地元のパチンコ店で打つ事や、近場の評判の良いパチンコ店やパチスロ店などにも一緒にパチンコやパチスロを打ちにいったり、パチンコやパチスロをパチンコ店で打った後にファミリーレストランで食事をしたり、居酒屋で酒を飲んだりと、パチンコ店以外の付き合いもある仲でした。

私は1980年代前半頃までの日本のセダンの車が大好きで、若い頃から1980年代前後の車を中古車販売業者で購入して乗り継いでいました。


そして今から10年ほど前の当時、私が乗っていた1980年代前半の日本車が調子が悪くなり、私は車の買い替えを検討していたのです。

そして丁度その時期に彼から、車の個人売買を持ちかけられたのでした。

少し前にも書きましたが、当時私はその彼とパチンコ店以外にも食事をしたり酒を飲んだりする仲で、兄弟の様に付き合っていましたし、付き合いをする中で彼の事はある程度信頼のおける人物だと私は彼を評価していたのです。

そして私は彼から80万円で、彼が所有する1980年代前半の私が好きな自動車メーカーのセダンの自動車を購入する事を決意しました。

ということで、パチンコ店の駐車場にその車を持ってくる様にと彼に伝え、次の日に彼は所有する自動車に乗ってパチンコ店の駐車場にやってきました。

私はその車を一目見て気に入り、その場で自動車の状態についての詳細を彼から詳しく聞きました。

彼は「事故歴と修復歴は一度も無い」、「走行距離も2万kmに届かないくらいで少ない」、などと車の状態を私に伝え、その事を聞いて状態の良い中古車だと判断した私は彼の車を80万円で購入する事を決めました。

そして近隣の喫茶店で個人売買の契約書を交わそうと話し合いをしたのですが、当時私はまだ20代前半と若く自動車の個人売買の経験が無く、どの様にして自動車の個人売買をして良いのかがまったく分かりませんでした。

その点パチンコ仲間の彼は30代後半で今までも車の個人売買を行った事があるらしく、手際良く話を進めていってくれたのですが、彼が「売買契約の書類」と言って私に渡したのは、80万円の受領を記載した通常の領収書とその領収書の裏書として、その知人の名前とハンコが押されているだけのたった一枚の領収書だったのです。

私は80万円の車の売買なのに裏書があるだけの小さな領収書の紙切れ一枚で契約を交わす事に一抹の不安を覚えましたが、彼が「これで法律的にも何の問題も無い」と言うのと、私は当時彼の人柄を信頼していたので、結局その場で80万円で彼から車を購入したのです。

しかし、いざその購入した中古車に乗ってみると走行中に様々な不具合が頻発してとてもまともに乗れる状態の車ではない事が段々と判明してきました。

私は酷い状態の中古車を彼に返却して80万円を返して貰おうと彼の携帯電話に電話をかけましたが、一切私からの電話に彼は出ない状態となり、そして彼はパチンコ店にもその後まったく来なくなってしまいました。

結局私は酷い状態の中古車を80万円で騙されて購入してしまった結果となり、その時に「二度と中古車を個人売買する事は止めよう」、と心に誓ったのです。

管理人コメント

個人売買する場合の相手としては、今回のように知り合いだったり、知り合いの知り合いだったりする等、あるていどの関係がすでにある場合と、ヤフーオークション等のように全く見ず知らずの人と取引するケースに分かれると思います。

今回の場合は、出会った場所が微妙ではありますが、それなりに相手を評価した上で、購入を決断した訳ですが、それでも関係としては結果的に希薄だったように思います。

ただ、車の引渡し後には完全に関係が切れたことは、ある意味では良かったのかもしれないです。

もし、このようなトラブルが起きた場合でも、その後もずっと関係が続くようであれば、非常に気まずい思いをし続けることにもなるからです。

なかなか個人間で車の売買をするのは難しいものです。

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