契約当日にも関わらず解約できない

自動車の売買契約当日の解約について考察しています!

実際にあった契約キャンセルの相談事例から

国民生活センターのPDFファイル内で紹介されていた事例です。

インターネット上の車の無料見積もりサイトに自分の車の情報を入力したところ、たくさんの業者か ら車買い取りの電話がきた。

たまたまある業者に査定のために来訪してもらった。自宅の前の路上で、 「65 万円で買う」と言い、迷ったが、かなりしつこいので「70 万円なら売ってもよい」と言ったと ころ、それで買うと言うので、自動車の中で契約書にサインし、母印を押した。

その後別居中の妻に連絡したところ「売らないでほしい」と言われたので、業者に連絡しキャンセルを伝えたところ、「キ ャンセルできない、買い手がつき手付金ももらっている」と言われた。

当日のことで、まだ手元に車 があるのにもう買い手がついたというのは信じられない。確かに契約書にはキャンセル不可と記載が あるがなんとかキャンセルしてほしい。

(30 歳代 男性 埼玉県)

キャンセル不可と記載がある売買契約書を見たことが無いのですが、相談者の相談内容からすると契約の解除が出来ない内容の契約書であったのだろう。

大抵の場合は、売主がわからの契約解除(キャンセル)自体は可能だが、解約料や違約金が発生する内容になっていることが多いと思う。


買い手がつき手付金も受領済み

契約内容の詳細は分からないが、本当に次の買主から手付金を受け取っているなら、買い取り業者からの解約となるので、手付金の倍返し!?にて次の買主との契約をキャンセルすることとなる。

※手付金の法的解釈については正確性は不明。

契約してからキャンセルの申し入れまでどのくらいの時間が経過していたかにもよるが、車両並びに名義変更に必要な書類の引き取りもしていない車両を即商品として販売するかは疑問である。

仮に商品として販売していたとしても査定の際に撮影した数枚の写真などの情報だけで購入する消費者がいるだろうか!?

提携している中古車販売業者が購入の意思を示してるレベルなら考えられなくもないが…。

買取業者の主張が嘘

解約できない内容の契約書ということなので、解約に関しての項目はないと思われるが、手付金を受領しているなどの主張がウソならば、契約のキャンセル自体は可能だろう。

もし上記事例など、トラブルに発展しそうな状況になったら慌てず冷静に消費生活センターなどに相談。

それと

車の無料見積もりサイトに自分の車の情報を入力したところ、たくさんの業者か ら車買い取りの電話がきた。

当サイトでも紹介している一括無料査定などのサイトを利用したと推測するが、複数の買取業者から基本的に電話がかかってきるのは必然です。

もし電話連絡は嫌だという場合は、一括無料査定サイトのご利用はお控えください。

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このケースのトラブル原因

まず関係者には事前に査定を受けること、車を売る可能性があることを伝え、承諾を得ておくことが基本です。

「65万円で買う」と言い、迷ったが、かなりしつこいので「70万円なら売ってもよい」と言ったと ころ、それで買うと言うので、自動車の中で契約書にサインし、母印を押した。

その後別居中の妻に連絡したところ「売らないでほしい」と言われたので、業者に連絡しキャンセルを伝えた。

このケースのように事後報告で反対される可能性があるなら、契約書にサインしてはいけません!

また最終的な決済権は、妻にあるということにすれば、その場で契約書を作成する理由はなくなります。

事実、このケースでは妻の意見が最優先の状況です。

ただし悪質な業者ですとクーリングオフできるような虚偽説明をして、反対されたら契約を解除すれば良いですよ!と契約を迫ってくる事例もあるようです。

自ら買い取りを依頼した場合は、クーリングオフによる取引の対象になりませんので覚えておきましょう。

しつこく契約を強要してくるような業者であれば、なおさら断固とした態度で断ってください!

それと、せっかく一括査定を利用しているのだから1社だけの査定を受けるのはナンセンスです。必ず複数社の査定を受けましょう!

一社だけでは、70万円という買取額が妥当なのかどうか分かりません。

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