あとから事故車だと言われ車買取額を減額される

業者からの減額請求に応じる必要があるか?またキャンセル料を支払うか?

実際にあった減額請求の相談事例から

国民生活センターのPDFファイル内で紹介されていた事例です。

新車を買うために今の車の査定を申し込んだ。

3日前、自宅に来てもらい査定してもらったら22万円で買い取ると言われ、その場で契約し車を引き渡したが、2日後業者から「隣の県のオークション会場に運び点検したら、事故車と判明したので半額での買い取りになる」と言われた。

3年前に6年落 ちで購入したが、そのときには事故車だとの話はなく自分も事故を起こしたことはないと伝えたが、 業者は、「納得がいかなければキャンセルするが、運送費3万円を解約料として払え、払わないと車は返さない」と言う。

(30 歳代 男性 静岡県)

まず事故車という表現は、トラブルが起きた場合には非常にあいまいな表現なので事故車だと何故?半額での買い取りになるのか確認が必要です。加えて契約内容も!

また、こと細かな部分までは分からないので推測になりますが、隣の県のオークション会場に出品したら修復歴があったので、再評価したところ半額の11万円が買い取り価格として妥当だから減額という流れだろうと。

この場合、概ね契約書の約款などに瑕疵担責任事項などとして、瑕疵があった場合は、売買代金の減額などが出来るとされている。

しかし国民生活センターから消費者へのアドバイスとして以下のように紹介されている。

契約後の車両の瑕疵を理由にした契約の解除や減額は、原則として認めなくてよい。

個人的な見解としてもオークションに出品して、修復歴が判明したからという理由の、売買代金の減額を請求に応じる必要はないと思う。

百歩譲って、車両を引き取った直後にチェックして、出張査定などの簡易査定では見つけにくい修復歴が判明したなら少しは減額交渉に応じる余地はあると思うが…。


今回のケースでは、明らかに業者の怠慢が招いた結果であると!

今後の対応方針としては、国民生活センターのアドバイスに従えばよいだろう。

ただ業者側が素直に応じるかは別である。

中古車購入で

今回のケースの場合、中古車を購入した時点で中古車業者に騙されてしまっている可能性がある!

中古車を購入した際の注文書などを再確認してみて、修復歴なしとなっていないか確認してみよう。

これから中古車を購入しようとしているなら注文書などは、しっかり保管しておこう。

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